リストと残響

頭の中の色々なリストと残響のような記憶の記録

【読書】「ザクとうふ」の哲学

 直近の読了本。豆腐メーカー大手の相模屋食料のいわゆる企業本。

「ザクとうふ」の哲学 相模屋食料はいかにして業界No.1となったか

 著者は社長(鳥越淳司)だが、構成担当者もいる。2014年出版の約10年前の本だけど、読んだきっかけはkindleのセールで買った本を読もうと思っていたら、たまたまブックオフで見つけて入手したこの本を先に読むことにしたのだった。

 内容は、ザクとうふをフックに知られざる豆腐製造最大手の相模屋食料(と社長)の紹介という感じ。焼き豆腐作るのに手作業でバーナーを使うくだりが印象的だったのと、豆腐業界最大の特異点である「分野調整法」に一切触れていないのは、ちょっと説明不足と言うか不誠実な感じはある。

 ちなみに他の豆腐会社の本もついでに紹介。どれも大体10年くらい前の本なので、なんかこう時代性がある。「豆腐バカ」は森永乳業(国内では知名度低いけど、国内外でパック充填の豆腐を作っている。消費期限長くて便利)で、分野調整法の話にも触れているし、この法律が全てのキッカケでこの本が成立している。あとは「三代目茂蔵」で有名な篠崎屋の本と、出版一ヶ月前に工場内でおからを燃やして(おからは産業廃棄物扱いなので勝手に燃やすと産業廃棄物処理法違反)ニュースになったりした男前豆腐店の本(謝罪文も書籍の中に載ってる)。

ブログ「リストと残響」について

 ブログを始める。ブログのタイトルは「リストと残響」だ。特に意味という意味はない。帰り道にふと、自分の頭の中には「やりたいことリスト」とか「やってはいけない制約リスト」みたいな複数のリストと、過去の出来事の記憶というか残響みたいなものしかないのかもしれないと思ったので、なんとなく文字にしてみた。さらに言うなら語感が「響きと怒り」っぽいが、フォークナーは一度も読んだことはない。だけど読んでみたいとは思う。

 このブログは読書ブログであり、昔の思い出とか記録を語るブログのつもりで始めようと思った。もしかしたら他のことも語り出すかもしれない。他にも理由はある、あった気もするが、いきなり言う話でもないな、とも思う。

 まだ何も始まっていないブログについて、語ることは少ない。とりあえず5記事くらい書いてみよう。あとついでにギフトカードのリンクでも貼っておく。